石鍛冶からレガシーを始める人へ
2018年3月29日 Magic: The Gatheringてょです。たぶん数年ぶりにこういうの書きます。拙い部分が多々あると思います。あと石鍛冶が好きです。
最近、こういうアドバイス系の記事が流行っていたり(?)、石鍛冶を使って やっぱり楽しいなぁって思ったりしたので、自分も書いてみようと思いました。石鍛冶に興味がある人、組もうか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
今回は石鍛冶の各種類と環境での立ち位置について解説します。
なお、青が混じっているものに限ります。マーベリックやデスタクなどには触れません。
各種類について
青が混じっている石鍛冶は
① 白青石鍛冶
② トリコ石鍛冶
③ エスパー石鍛冶
④ デスブレード
のだいたい4つに分類できます。個人的に、①、②、③、④の順でクセがあると思います。そしてその順でお金がかかります。
また、③と④については実際に組んだことはありません。もし見当違いのことがあれば、コメントお願いします。
それぞれの共通点について
打ち消し、除去、クロック、全てに丸さとパワーがあります。
最強の除去呪文≪剣を鍬に≫、≪渦まく知識≫からのフェッチランドでシャッフル、3ターン目に出てくる4/4警戒絆魂、プロテクションお前、マナを払わずに打ち消しなど、レガシーで戦うにあたり必要なものはだいたい揃っているといえます。
そして、死角はほとんどないと言ってもいいでしょう。スニークショーやリアニメイトには≪カラカス≫や≪封じ込める僧侶≫、ANTには≪狼狽の嵐≫や≪エーテル宣誓会の法学者≫、デルバー系には≪剣を鍬に≫や≪至高の評決≫、土地単には≪真の名の宿敵≫、≪安らかなる眠り≫などがそれぞれ刺さります。
石鍛冶デッキは、石鍛冶と装備品と多少の生物が入っていればOKというくらいには緩く、自由度の高い構築が可能です。そのため、無理なくだいたいの環境を見られるのです。
ただ、死角がないというだけで、弱点は多々あります。石鍛冶が≪稲妻≫や≪罰する火≫で処理されたっきり装備品を出す暇がなかったり、石鍛冶を出して≪殴打頭蓋≫をサーチした後、返しで≪難題の予見者≫を出されたり、≪思考囲い≫や≪陰謀団式療法≫を打たれたり… 諦めざるを得ないような相手はいないものの、不利な相手はちらほらいる。といったカンジ。理不尽な負け方はしたくないという人にオススメ。
各種類について
① 白青石鍛冶
①~④の中で最も安く、最も土地破壊に耐性のある石鍛冶です。
入れるデュアランは≪Tundra≫のみ。その枚数は多くて3枚、少なくて1枚と、レガシーでは比較的安上がりに。
基本土地は6-10枚ほど採用されており、≪不毛の大地≫や≪血染めの月≫がほぼ効かなくなります。
また、多くの場合≪基本に帰れ≫がメインに採用されています。
② トリコ石鍛冶
まだ丸い。“青”に強くなります。土地破壊にはやや弱くなります。
赤を入れ、≪稲妻≫や≪紅蓮破≫が採用できるようになり、≪秘密を掘り下げる者≫や≪死儀礼のシャーマン≫、≪精神を刻む者、ジェイス≫など、多くのマジでやべー奴を手軽に倒せるようになります。
基本土地は5枚ほどになり、≪基本に帰れ≫がやや採用しにくくなります。その代わりに≪血染めの月≫がINするので、安心です(筆者がこういうエンチャントが大好きなだけ)。
③ エスパー石鍛冶
ちょっと尖ってきた。白い相手に強い(気がする)。土地破壊にはもうちょい弱くなります。
黒マナを得たことで、≪忍び寄るタール坑≫、≪思考囲い≫、≪未練ある魂≫、≪黄金牙、タシグル≫などを獲得しました。
特殊地形はさらに増え、基本土地は3~4枚になります。
黒を持つことを生かせていれば、おのずと良いデッキになるはず。
④ デスブレード
石鍛冶にしては尖ってまいりました。
基本土地は消え、デュアランで白青黒緑を無理矢理生み出すその様はまさにレガシー。マナ基盤は少々不安定ですが、マナクリに生き延びてもらえれば解消されそうです。
生物は石鍛冶デッキの中で最も暴力的で、主に採用されているのは≪死儀礼のシャーマン≫、≪石鍛冶の神秘家≫、≪真の名の宿敵≫、そして≪トレストの使者、レオヴォルド ≫と、そうそうたる面々。頭がおかしい奴しかいません。
立ち位置について
現在、石鍛冶はレガシーの環境において、正直、少し向かい風の状態にあると思います。
もし「石鍛冶からレガシー始めたい!」という人がいれば、「いいんじゃない?丸いし」と返すでしょう。言われたら推す程度。
石鍛冶は決して弱くありません。とても丸く、そこそこ強く、実績も多々あります。が、現環境ではベストではないと思います。グリクシスデルバーや4cレオヴォルドにはせいぜい微不利といったところ。ここに弱いのはいささか以上に致命的なのかなと。≪コラガンの命令≫とかいうカードがなにもかも悪い。
石鍛冶を組もうとしている人にとってはやや水を差すような物言いでしたが、安い買い物ではないので、正直な意見を述べておきます。
最後に
ベーシックな白青石鍛冶であれば、環境を学びながら、自由に派生させることができます。また、派生させた後も、白青の頃に集めた≪意志の力≫や≪瞬唱の魔道士≫など、汎用性が高いものばかりで、無駄になるものはそう多くないでしょう。以上の理由から、筆者は石鍛冶からレガシーを始めるなら白青石鍛冶がよいと考えます。
最近、こういうアドバイス系の記事が流行っていたり(?)、石鍛冶を使って やっぱり楽しいなぁって思ったりしたので、自分も書いてみようと思いました。石鍛冶に興味がある人、組もうか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
今回は石鍛冶の各種類と環境での立ち位置について解説します。
なお、青が混じっているものに限ります。マーベリックやデスタクなどには触れません。
各種類について
青が混じっている石鍛冶は
① 白青石鍛冶
② トリコ石鍛冶
③ エスパー石鍛冶
④ デスブレード
のだいたい4つに分類できます。個人的に、①、②、③、④の順でクセがあると思います。そしてその順でお金がかかります。
また、③と④については実際に組んだことはありません。もし見当違いのことがあれば、コメントお願いします。
それぞれの共通点について
打ち消し、除去、クロック、全てに丸さとパワーがあります。
最強の除去呪文≪剣を鍬に≫、≪渦まく知識≫からのフェッチランドでシャッフル、3ターン目に出てくる4/4警戒絆魂、プロテクションお前、マナを払わずに打ち消しなど、レガシーで戦うにあたり必要なものはだいたい揃っているといえます。
そして、死角はほとんどないと言ってもいいでしょう。スニークショーやリアニメイトには≪カラカス≫や≪封じ込める僧侶≫、ANTには≪狼狽の嵐≫や≪エーテル宣誓会の法学者≫、デルバー系には≪剣を鍬に≫や≪至高の評決≫、土地単には≪真の名の宿敵≫、≪安らかなる眠り≫などがそれぞれ刺さります。
石鍛冶デッキは、石鍛冶と装備品と多少の生物が入っていればOKというくらいには緩く、自由度の高い構築が可能です。そのため、無理なくだいたいの環境を見られるのです。
ただ、死角がないというだけで、弱点は多々あります。石鍛冶が≪稲妻≫や≪罰する火≫で処理されたっきり装備品を出す暇がなかったり、石鍛冶を出して≪殴打頭蓋≫をサーチした後、返しで≪難題の予見者≫を出されたり、≪思考囲い≫や≪陰謀団式療法≫を打たれたり… 諦めざるを得ないような相手はいないものの、不利な相手はちらほらいる。といったカンジ。理不尽な負け方はしたくないという人にオススメ。
各種類について
① 白青石鍛冶
①~④の中で最も安く、最も土地破壊に耐性のある石鍛冶です。
入れるデュアランは≪Tundra≫のみ。その枚数は多くて3枚、少なくて1枚と、レガシーでは比較的安上がりに。
基本土地は6-10枚ほど採用されており、≪不毛の大地≫や≪血染めの月≫がほぼ効かなくなります。
また、多くの場合≪基本に帰れ≫がメインに採用されています。
② トリコ石鍛冶
まだ丸い。“青”に強くなります。土地破壊にはやや弱くなります。
赤を入れ、≪稲妻≫や≪紅蓮破≫が採用できるようになり、≪秘密を掘り下げる者≫や≪死儀礼のシャーマン≫、≪精神を刻む者、ジェイス≫など、多くのマジでやべー奴を手軽に倒せるようになります。
基本土地は5枚ほどになり、≪基本に帰れ≫がやや採用しにくくなります。その代わりに≪血染めの月≫がINするので、安心です(筆者がこういうエンチャントが大好きなだけ)。
③ エスパー石鍛冶
ちょっと尖ってきた。白い相手に強い(気がする)。土地破壊にはもうちょい弱くなります。
黒マナを得たことで、≪忍び寄るタール坑≫、≪思考囲い≫、≪未練ある魂≫、≪黄金牙、タシグル≫などを獲得しました。
特殊地形はさらに増え、基本土地は3~4枚になります。
黒を持つことを生かせていれば、おのずと良いデッキになるはず。
④ デスブレード
石鍛冶にしては尖ってまいりました。
基本土地は消え、デュアランで白青黒緑を無理矢理生み出すその様はまさにレガシー。マナ基盤は少々不安定ですが、マナクリに生き延びてもらえれば解消されそうです。
生物は石鍛冶デッキの中で最も暴力的で、主に採用されているのは≪死儀礼のシャーマン≫、≪石鍛冶の神秘家≫、≪真の名の宿敵≫、そして≪トレストの使者、レオヴォルド ≫と、そうそうたる面々。頭がおかしい奴しかいません。
立ち位置について
現在、石鍛冶はレガシーの環境において、正直、少し向かい風の状態にあると思います。
もし「石鍛冶からレガシー始めたい!」という人がいれば、「いいんじゃない?丸いし」と返すでしょう。言われたら推す程度。
石鍛冶は決して弱くありません。とても丸く、そこそこ強く、実績も多々あります。が、現環境ではベストではないと思います。グリクシスデルバーや4cレオヴォルドにはせいぜい微不利といったところ。ここに弱いのはいささか以上に致命的なのかなと。≪コラガンの命令≫とかいうカードがなにもかも悪い。
石鍛冶を組もうとしている人にとってはやや水を差すような物言いでしたが、安い買い物ではないので、正直な意見を述べておきます。
最後に
ベーシックな白青石鍛冶であれば、環境を学びながら、自由に派生させることができます。また、派生させた後も、白青の頃に集めた≪意志の力≫や≪瞬唱の魔道士≫など、汎用性が高いものばかりで、無駄になるものはそう多くないでしょう。以上の理由から、筆者は石鍛冶からレガシーを始めるなら白青石鍛冶がよいと考えます。
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